ドメーヌ・デ・ボスケ
DOMAINE DES BOSQUETS

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ドメーヌ・デ・ボスケ / DOMAINE DES BOSQUETS ワインボトル

当代の革新によって、ジゴンダス最上生産者の一つへと躍進したワイナリー


南フランスローヌ地方で、シャトーヌフ・デュ・パプとともに有名なアペラシオン、ジゴンダス。そのジゴンダスの中でも最上級と評されるワイナリーの一つが、ドメーヌ・デ・ボスケです。


その実力はヴィノスにて、「ジゴンダスのみならず、南ローヌ内他アペラシオンの最上級ワインにも並ぶ秀逸なワインを造り出している。」と言われるほど。才能溢れる若き当主ジュリアン・ブレシェ氏の下、香り高く凝縮した旨味を持つワインを造り、世界中のワインラヴァーを魅了しています。

最新ヴィンテージ4銘柄が初入荷!


この度、単一畑キュヴェを含む全4銘柄の最新2021年ヴィンテージが初入荷いたしました。ジゴンダス・レ・ルートはデキャンタにて94点を獲得。またヴィノスは92点を付け「レ・ルートに匹敵する、ジゴンダスの単一品種で造られるシラーは見当たらない」と絶賛しています。複数の品種をブレンドしたジゴンダスにおいては、ジェームス・サックリングにて92点と高得点を獲得。数量限定のキュヴェもございますので、この機会をお見逃しなく。

目次

ジュリアン氏によって着実に成長を遂げたワイナリー

ジゴンダスの地にあるドメーヌ・デ・ボスケの歴史は古く、そのブドウ畑の記録は6世紀前にまで遡ります。1961年に当主のジュリアン・ブレシェ氏の祖父にあたる、ガブリエル氏がワイナリーを購入して以降、ブレシェ家が所有。ワインセラーを新設するなど、設備導入を行い、多様なテロワールに富むジゴンダスでワインを生み出してきました。


2006年にジュリアン氏がドメーヌに加わったことで、ワインの品質は著しく向上していきます。彼は、テロワールを表現するためには、ブルゴーニュのように畑や区画ごとの個性を理解することが大切だという信念の基、様々な改革を実施。中でも、単一区画キュヴェのリリースはワイナリーにとってのターニングポイントとも言える新たな試みでした。

ジュリアン・ブレシェ氏

ジュリアン氏が「ボスケの基本は多様性。その多様性を理解するために分析を始めた。」と語っている通り、彼にとって区画を理解する真の目的は、ドメーヌ・デ・ボスケのフラッグシップである「ジゴンダス」を構成する各区画の理解を深めて、その最終ブレンドの表現を向上させることでした。


しかし、できあがった区画別のワインは、そのテロワールのニュアンスや個性を素晴らしく表現していることに気付き、単一区画キュヴェもリリースすることを決断。そういった経緯から、今では7つの単一区画・単一品種のキュヴェをリリースしています。単一区画ワインは、グルナッシュを中心にシラーやムールヴェードルをブレンドして造られることが多いジゴンダスの中、シラー、またはグルナッシュ単一品種で造られているのも大きな特徴です。


そうした改革のおかげで、ワインの評価は年々と高まっていきました。著名なワイン評論家のロバート・パーカー氏は「このドメーヌは、若きジュリアン・ブレシェ氏の才能と意欲によって、ジゴンダス、そして南ローヌの頂点に立つまでに成長した。」と評価しています。


土地のポテンシャルを100%発揮するために、日々テロワールに向き合う姿勢が、今まで獲得してきた輝かしい評価や賛辞へと繋がっているのです。

テロワールのポテンシャルを100%引き出すブドウ栽培

ジゴンダスは、グルナッシュやシラー、ムールヴェードルを主要品種に、風味豊かで力強い赤ワインを生み出す産地として知られています。


ドメーヌ・デ・ボスケが所有するのは、ジゴンダスの中央部に位置する約26haの畑。特筆すべき点は恵まれた地形と多様性にあります。畑は渓谷の接点にあるため、上部には泥灰土と石灰岩、中腹には砂地、下部には崩積土など、多様な土壌が広がる場所。さらに、北から南西にかけて日照量も異なることに加え、3~4種類の主要な品種が植樹されていることも踏まえると、多様なテロワールを有していることは想像に難くないでしょう。

ジュリアン氏はこのような多様なテロワールを理解しようと、区画ごとに分析を行い、今では7つの単一区画・単一品種のキュヴェをリリース。また、2018年からオーガニック農法を開始し、その後2019年には、ブドウ樹本来の病気に抵抗する力を取り戻すために、ビオディナミ農法を導入しています。


彼はワイン造りに関して、「ワインのスタイルを決めるのはテロワールであって、私たちではない。私たちはただ、テロワールの陰に隠れ、そのポテンシャルを100%発揮できるようにベストを尽くすことに集中しているのです。」とコメントしています。

区画ごとに醸造することで生み出される「表現のワイン」

ジュリアン氏が考える、ワインメイキングにおいて最も重要なことは「その土地を表現する」こと。彼は、「印象のワインではなく、真のアイデンティティを持った表現のワインを造りたい。」とワイン造りへの想いを語ります。テロワールの理解から単一区画キュヴェのリリースまで、様々な改革を実施したジュリアン氏ですが、醸造に関してもテロワールを表現したワインを造るため大きく変更しています。


2016年には区画ごとの醸造ができる施設を建設。ジゴンダスの各区画のワインは野生酵母を使用して個別に醸造され、それぞれのテロワールの個性に合わせ、樽や醸造方法を使い分けています。また、テロワールをより表現するために熟成プロセスも見直しており、新樽比率を減らし、大樽の使用を増やすように変更。ワインへ添加する亜硫酸の量も半分にまで使用を抑えることで、よりその土地の個性を表現したワインを生み出しています。

こうして造られるワインは、程よい重厚感を持ち合わせたピュアな果実味に、透明感のある綺麗な酸味を備える、力強さとエレガンスの両方が見事に共存したスタイルが魅力です。ジュリアン氏は「ワインは飲み手の想像力と解釈の余白が多く、小説以上に人の感受性に触れるものだ。」と語り、自己主張が強いワインではなく、その土地が表現されたワインを目指し、ワイン造りと向き合っています。

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