本場、イタリアの人に言わせれば、
「ありえない!(邪道)」のだそうですが…
旬の殻付きあさりが手に入ったときは、
汁気多めのスープ仕立てにして、ツルツルっと頂くのも
それはそれで美味しいと思う、日本人の私です。笑
…という訳で。
本日のお料理は、いずれも春が旬の食材
あさりとクレソンを使ったスープ仕立てのパスタを♪
ちょうどクレソンは、朝獲れの兵庫県但馬産の
自生クレソンが手に入りました。
「あさりとクレソンのスープパスタ」

身がぎっしり。立派なあさりです♪
作り方は基本的なボンゴレと変わりませんが、
ポイントだけを少し・・・
今回は、ディチェコのスパゲッティーニを使用しました。
にんにくとオリーブオイルをフライパンに入れて火にかけ、
あさりを投入、白ワイン蒸しにして口が開いたものから
取り出します。残ったスープにパスタの茹で汁を適量加え、
隠し味のコラトゥーラを加えて塩気を調整しながら
フライパンをゆすってしっかり乳化させます。
茹で時間よりも1分ほど早く上げたパスタを
フライパンに入れて弱火でスープを吸わせるように。
ある程度水分が残った状態で火を止める直前に
クレソンの茎の部分を投入します。
お皿に盛りつけたら、あさり、クレソンの葉を飾り、
レモンを添えます。オリーブオイルを仕上げに回しかけて。
コラトゥーラの隠し味が効いたあさりのスープに
ピリリと爽やかなクレソンの風味が良いアクセント。
レモンを絞っても、また一段と爽やかに。
春から初夏の風を感じるような一皿です。
キリッと冷えた白ワインと一緒に、頂きます!

こちらが今回隠し味に使った、上質なアンチョビから作られる
天然の発酵調味料、「コラトゥーラ・ディ・アリーチ」。
ナンプラーやガルムと同じ「カタクチイワシ」を使った調味料ですが、
このコラトゥーラは別格だと思います。
澄んだ上品な旨みで、イワシの臭みなどとは全くの無縁。
魚介系のパスタには、隠し味に加えると
お料理にコクと奥深さが加わり、ワンランクアップ。
繊細なお料理にも個性が強すぎることなく使えて、おススメです。
エノテカ・オンライン内「旬の食材特集」でも、
今月はあさりとのマリアージュをご紹介しています。
ぜひこちらもご覧になってみてくださいね♪
▼旬の食材特集へのリンクはこちら

☆エノテカ・ワインライフブログにお越しいただき、ありがとうございます☆
0 件のコメント:
コメントを投稿