6月解禁の鮎ですが、エサである川藻の香りが身に移り、
香り高く成熟してくる頃が最も美味と言われます。
「香魚」と呼ばれる所以ですね。
昨日は、「ムニエル」に適したお魚を探しにお魚屋さんへ向かいましたが、
素晴らしく姿の良い鮎が目に付いたので、思わずお買い上げ♪
フルーツトマトと賀茂ナスを使ったお出汁仕立てで、
ひとひねり加えたムニエルに仕上げました。
全体を引き締めるのは、鰹出汁に加えたフルーツトマトの酸味と甘み。
美味しい出汁を吸った賀茂ナスもまた、思わず顔がほころぶ美味しさです♪
焼いてお出汁を引いただけ、という簡単な一品ですが、
いろいろな要素が調和した優しいお味になりました。
余談ですが・・・
昨日は風邪気味だった夫。
この鮎料理を食べて、「なんか、良くなりそう」
と言っていました。体にじんわり染みわたる優しい感じが、
そう思わせたのでしょうかね。
さて、鮎と言えば、ワインは青草やワラのような香りが清々しい
ソーヴィニヨン・ブランが定番の組み合わせですが、
和風の出汁を使ったこちらのお料理には、日本の甲州なども
相性が良いですね。是非お試しください♪
最後に、本日のレシピを簡単に・・・
1.鮎は、水洗いして水気を拭き取り、塩コショウして
小麦粉をたっぷりとはたきます。バターとオリーブオイルを
中火に熱して両面焼き上げます。裏返したらふたをして、
中心まで焼き上げます。
2.鰹だしを引き、薄口しょうゆ、みりんで味を整えたものに
フルーツトマトのざく切りを入れて火を止めておきます。
3.賀茂ナスの輪切りをグリルしたものをお皿に敷き、
焼き上げた鮎を乗せて、出汁を張ります。
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