北海道新得町「共働学舎」さんのチーズ「さくら」。
数々のコンクールで金メダルを受賞し、
数年前に洞爺湖サミット晩さん会で出されて脚光を浴びた、
いまや日本を代表するチーズと言えるかもしれませんね。
私は毎年、青山の紀ノ國屋さんで買い求めますが、
そちらのチーズ売り場でも、特にこの桜のシーズンになると、
入荷するそばから瞬く間に品薄になってゆくそうです。
ロックフォールやエポワス、ブリー・ド・モー・・・
世界の名立たるオリジナルチーズはもちろん素晴らしく
美味しいのですが、最近の日本産チーズの中には
日本の風土に合ったオリジナリティ豊かなものも多く、
その躍進は目覚ましいものを感じます。
こちらの「さくら」、見た目は桜の塩漬けが乗り「和」の様相ですが、
その味わいもオリジナリティを感じる「和」そのもの!
周りの白カビのように見えるものは酵母だそうで、
それがほのかに麹のような香りを醸し出しています。
桜の葉に包まれているので、桜餅のような香りも!
フレッシュでホロっとほどけるような食感とほのかな酸味が、
「春のチーズ」ですね。
日本人の感性によって造られた、繊細で香り高い味わいと食感・・・
他のどの国のものと比べられない、印象深いチーズです。
こちらのチーズには、ふんわりと優しい飲み口のワインと
合わせたいところ。フレッシュな白ワインも良いですが、
この季節、ロゼワインなどもオススメです。
写真は「クラレンドル・ロゼ・バイ・シャトー・オー・ブリオン」。
ボルドーの格付け1級、オー・ブリオンの血統を引く、
高貴なロゼワインです。
桜満開の今、まさに楽しみたいお上品な組み合わせです♪
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