先週の日曜日、青山の国連大学前で開催されている
ファーマーズ・マーケットに向かいました。
今は根菜類のハイシーズンということで、
全国津々浦々から出店されている野菜のブースには、
色とりどりの根菜類がお目見えしています。
こちらは、毎週奈良から有機野菜をお持ちくださっている喜六さん。
在来種の珍しいお野菜などもあり、野菜自体の風味も力強くて
美味しいので、お気に入りのお店です。
実際お野菜を育てている生産者でもあるお兄様に、
「今回は撮影用の根菜を探しているんですよ」
とお話すると、
「じゃあ、これがベッピンさんやな!」
と、お墨付きの海老芋の親芋、黒大根、赤カブ、人参、新牛蒡を
選んでくださいました。
ちょっとおまけまでして頂き、ありがとうございました♪
無事に揃った根菜たちを前にして、
いざ、ワインのおつまみを!
今回は、エノテカ・オンライン
「旬の食材特集」
「柔らかな果実味のある赤ワインに合う根菜のおつまみ」
というテーマで考えてみました。
左:海老芋の和風タプナード
中:5種の根菜と塩麹のラタトゥイユ
右:牛蒡とレンコンのキャラメリゼ カルダモンの香り
●海老芋の和風タプナードは、蒸した海老芋を、黒オリーブペースト、
アンチョビ、にんにく、オリーブオイル、味噌をブレンダーにかけて
ペースト状にした、ちょっぴり和風のタプナードソースで和えます。
味噌の隠し味が海老芋の柔らかい風味に合います。
オリーブペーーストに味噌を加えたタプナードは、お肉やお魚料理にも
アレンジが効く便利な調味料です。しっとりとした果実味のある赤ワインと
合わせたいおつまみですね。
●根菜と塩麹のラタトゥイユには、今回牛蒡、レンコン、人参、
紅芋、大根を使いました。香りの牛蒡、食感のレンコンはマストですが、
お好みの野菜でどうぞ。にんにくとオリーブオイルでじっくりと根菜を炒めたら、
トマト缶と塩麹登場。塩麹は素材の旨みを引き出し、料理の味に
奥行きを持たせる魔法の調味料。塩気を確認しながら加えましょう。
この塩麹にトマトという組み合わせは、トマトの酸味が塩麹で中和されて
自然な甘みが出るので、結構使える組合せです。
実は、根菜で作るラタトゥイユが大好きな私。
それは、なんといっても食感の楽しさにあります。
シャキシャキ、コリコリ、ほっくり、口の中で様々な食感が踊ります。
チャーミングで豊かな果実味がある、ミディアムボディの赤ワインと
合わせて、陽気に楽しみましょう♪
●牛蒡とレンコンのキャラメリゼは、バルサミコ酢、はちみつ、バターを
小鍋に入れて火にかけます。素揚げした牛蒡とレンコンを鍋に入れて、
絡めるように加熱します。ソースがとろりと纏わりつくようになれば
出来上がり。アツアツに潰した黒コショウとカルダモンをお好みの量かけて頂きます。
甘みのあるソースを、ピリッとした黒コショウと爽やかなカルダモンで
引き締めた、オトナのおつまみです。黒コショウは多めが好みです。
これが、果実の甘いニュアンスがある、樽の効いた赤ワインにピッタリです。
その日は根菜尽くしの食卓となった我が家でしたが、
食感や香りもそれぞれ個性豊かなのが根菜の良いところ。
ワインとの相性の話にも花が咲きました。
今が旬の根菜、ワインに合わせて一工夫して
楽しみたいものですね♪
☆エノテカ・ワインライフブログにお越し頂き、ありがとうございました☆